Balazs Koranyi
[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が1日発表した8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は、エネルギーコストの上昇を背景に再び3%を超えた。
前年比上昇率は3.3%と、7月の2.9%から加速。ほぼ全てがエネルギーコスト上昇によるもので、原油・天然ガスの価格が上昇し精製業者が利ざやを引き上げた。
今月の欧州中央銀行(ECB)による追加利上げの根拠が一段と強まったが、一方で基調的な物価上昇圧力は依然緩やかで、ECBに一段と積極的な行動を迫る二次的波及効果を引き起こしていないことを示した。
変動の大きい食品・エネルギー価格を除いたコアインフレ率は2.4%上昇で、前月の2.5%から鈍化、最大の構成項目であるサービス価格は3.3%上昇から3.0%に鈍化した。
今回のデータはECBの見通しとおおむね一致。市場で広く予想されている10日の理事会での2.50%への利上げは、比較的容易な決定で市場にはほぼ無風のイベントとなることを示唆している。