Shinichi Uchida
[東京 1日 ロイター] - 木原稔官房長官は1日午後の記者会見で、長期金利が一時3.00%を付けたことを受け、「政府として市場の動向を極めて高い緊張感をもって注視している」と述べた。高市早苗首相も同日夕、官邸で記者団の取材に応じ、予算編成を含む経済財政運営では金利動向を含めさまざまな経済状況を評価しながら適時適切に判断するのは当然だと語った。
木原官房長官は、日々の金利動向について具体的なコメントは控えるとした上で、金利上昇による予算への影響に関し、一般論として「利払い費が増加すれば、他の政策的経費を圧迫し、財政の硬直化を招く恐れがある」と指摘した。その上で、予算編成改革の大きな枠組みの中で市場の信認を得られるよう、当初予算と補正予算を通じた通年の国債発行額を適切にコントロールしながら必要な財政需要に対応していく方針を示した。
高市首相は、金利は諸外国の政策の状況も含めさまざまな要因を背景に市場で決まるもので、首相として具体的なコメントは控えるとした。
同日の東京円債市場では、長期金利の指標である新発10年債利回りが一時3.00%と30年ぶりの高水準を付けた。