Lucy Craymer
[ウェリントン 1日 ロイター] - 米国とニュージーランド(NZ)は、クック諸島の環礁にある第2次世界大戦時の港湾の大規模改修を共同で支援する。米NZ両国とクック諸島の政府が1日発表した。中国の影響力が拡大する太平洋地域では、西側諸国が関係強化を図っている。
パラオで開催中の太平洋諸島フォーラム(PIF)で発表された共同声明によると、米政府が5000万ドル、NZが1750万NZドル(1000万米ドル)を拠出し、NZがクック諸島・米国と連携してペンリン島のオモカ村にある港湾改修プロジェクトを実施する。
ランドー米国務副長官は声明で「こうした変革的なインフラ構想を通じ、われわれは米国とパートナー諸国をより安全で、より強く、より繁栄することになる」と説明した上で、このプロジェクトは今年に入ってクック諸島との間で署名された重要鉱物に関する枠組みを土台にしていると述べた。
クック諸島のブラウン首相は、港湾プロジェクトは海底鉱物採掘の可能性や漁業能力の強化といった新興産業を後押しするため、経済的な強靱性につながると指摘。「このプロジェクトは、わが国最北端の港湾として重要な役割を果たすことになる」と述べた。
NZのピーターズ外相は、中国がペンリンの滑走路整備に対する資金提供を計画していたかと問われると、NZとクック諸島の特別な関係があるため、そうしたことは決して起こり得なかったと述べた。