Deepa Seetharaman
[サンフランシスコ 31日] - 米アップルが企業秘密を盗用されたとして対話型生成AI(人工知能)「チャットGPT」を手がける米オープンAIと、オープンAIに移籍したアップルの元社員らを提訴した問題を巡って、オープンAIは31日、元従業員らが機密情報を盗んだ証拠をアップルは示せていないなどと主張し、盗用を否認した。
オープンAIはカリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提出した書面で「この紛争はアップル自身が引き起こした混乱であり、他者に責任を転嫁しようとしている」と指摘した。
アップルは7月、オープンAIとアップルの元社員2人を提訴。アップルの企業秘密が不正に流用され、オープンAIの消費者向けハードウエア事業への参入に利用されたと訴えている。
オープンAIは、アップルが競合他社の動きを鈍らせ、従業員の離職を思いとどまらせるために訴訟を利用していると主張。また、退職する従業員を直ちにオフィスから退去させるアップルのやり方では、会社支給機器の返却、社内ファイルの引き渡し、業務引き継ぎのための十分な時間が確保されないと指摘した。