[ジャカルタ 1日 ロイター] - インドネシア統計局が1日発表した貿易統計によると、7月の輸出額は262億2000万ドルとなり、前年同月比6.05%増加した。ロイターがまとめた市場予想(3.36%増)を上回った。

輸入は27.02%増。予想の24%増を上回った。

貿易収支は1億3000万ドルの黒字で、3カ月ぶりに黒字となった。

輸出は、基礎化学品、精製ニッケル、アルミニウム製品などの製造品に支えられた。一般炭、パーム油、ニッケルの世界最大の輸出国であるインドネシアは今年に入り、主要コモディティー価格の上昇から恩恵を受けている。

原油輸入は約50%急増した。一方、政府が請負業者に国内販売を優先するよう求めたため、石油・ガスの輸出は減少した。

バンク・ダナモンのエコノミスト、イルマン・ファイズ氏は、7月の貿易黒字は「小幅」だったとし、経常赤字が25年の国内総生産(GDP)比0.1%から26年は1.5%に拡大するとの予想に修正を迫るものではないとの認識を示した。

「一次産品価格は目先の輸出を下支えするだろうが、投資サイクルに伴って資本財や中間財の輸入の好調が続く可能性が高い」と指摘し、「インドネシアの貿易の緩衝材は、過去の一次産品価格上昇局面に比べてかなり弱い状態が続くはずだ」と述べた。

バンク・ペルマタのエコノミスト、ファイサル・ラクマン氏は、経常収支の赤字拡大が通貨ルピアを圧迫し、輸入インフレのリスクを高めるとの見方を示した。

同日発表された8月のインフレ率は前年同月比3.19%だった。7月の2.88%から上昇し、市場予想の3.13%をやや上回ったが、中央銀行の目標レンジ(1.5─3.5%)内に収まっている。燃料価格の上昇抑制に向けた補助金拡充を背景に、引き続き落ち着いた水準にとどまった。

政府管理価格と変動の激しい食品価格を除いたコアインフレ率は2.92%となり、予想の2.8%、7月の2.76%をいずれも上回った。

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