[31日 ロイター] - 国際NGO(非政府組織)オックスファムの調査報告書によると、エルニーニョ現象が中米の「ドライ・コリドー(乾燥回廊)」に深刻な食料危機をもたらし、トウモロコシを栽培する7万戸超の農家に壊滅的な作物被害が発生している。

ドライ・コリドーはグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルにまたがる干ばつ常襲地域で、多くの自給農家が主食であるトウモロコシや豆類の栽培に依存している。支援団体「アクション・アゲンスト・ハンガー」と共同で58自治体を対象に実施した今回調査では、約9万1000世帯の農家が危機の影響を受けていることが分かった。

・調査によると、トウモロコシ栽培世帯の78.6%が生産量の75%から100%を失った。トウモロコシの備蓄を保有する世帯のうち64.2%は、在庫が3週間以内に尽きるとの見通しを示した。

・豆類を栽培する世帯の約3分の2も、生産量の75%から100%を失う被害を受けた。

・作物被害の主な原因として、89%の地域が干ばつを挙げた。

・2万3000世帯超が主要な水源へのアクセスの低下も報告した。

・エルニーニョ現象は太平洋の海面水温を上昇させ、中南米各地で豪雨や干ばつなどの異常気象を引き起こす気象現象。

・調査実施前の3カ月間には6200件超の移住・移動が確認された。送金収入のない帰還移民の増加が、家計へのさらなる圧力となっている。

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