Renju Jose

[シドニー 1日 ロイター] - 中国は、パラオで開催中の太平洋諸島フォーラム(PIF)年次会合への台湾の出席に強い懸念を示し、8月31日に行われた開会式に台湾が出席したことについて「代償が伴う」と警告した。

中国は台湾を自国の領土と見なしており、地域の結束を示すことを目的とした今回の会合で、中台の緊張が前面に押し出される形となった。

中国の銭波・太平洋島しょ国担当特使は台湾の参加について「常に代償が伴う」と発言。「脅しではない」としながらも、具体的な内容には言及しなかった。開会式後、「全員が反対しており、起こるべきではなかった。極めて不適切だ」と記者団に述べた。

オーストラリアのアルバニージー首相は1日、中国の銭氏の発言について「ここで起きることを決めるのはPIFであり、他のいかなる国でもない」とし、「これは何よりも太平洋ファミリーの集まりだ。関与を楽しみにしている」と述べた。ニュージーランド(NZ)のピーターズ外相もこの見解に同調し、フォーラムは域外の国からの指示は受けないと述べた。

台湾の林佳竜外交部長(外相)は前日、「台湾は太平洋のパートナーとして貢献できることを光栄に思う。引き続き各国と共に立ち、太平洋をより繁栄した平和な地域とするために協力していく」と述べた。

林氏はフォーラムに合わせて開かれる会合や関連行事に招待された。台湾は正式な対話パートナーではなく、開発パートナーと位置付けられている。

台湾と正式な外交関係を維持する太平洋島しょ国は徐々に減少し、現在はパラオ、ツバル、マーシャル諸島の3カ国のみとなっている。フィジー、バヌアツ、サモア、ソロモン諸島、キリバスは、台湾と外交関係を維持するパラオでの首脳会議への出席を見送った。代わりに閣僚が出席している。

ピーターズ氏はABCニュースに対し、出席を見送った首脳の多さに「強い疑念」を抱いていると語った。

一方、オーストラリアのウォン外相は1日、首脳の渡航に関する決定は各自が下すもので、出席できない理由はさまざまだと指摘した。

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