[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は30日、東部ザクセン・アンハルト州で9月6日に行われる州議会選挙で極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が勝利すれば、同州に打撃を与え、外国企業の投資を遠ざけるとの見方を示した。
メルツ氏は公共放送ARDのインタビューで「ザクセン・アンハルト州で新工場建設や新事業の立ち上げに向け、AfDの州首相と起工式に出席する海外投資家がいるとは想像できない」と述べた。
その上で「ただ、決めるのはザクセン・アンハルト州の有権者だ。現在懸念しているような結果になれば、州は甚大な打撃を受ける」と語った。
AfDは最近の世論調査で支持率42%と、メルツ氏が所属するキリスト教民主同盟(CDU)の22%を大きく上回っている。この支持水準が選挙当日まで変わらなければ、AfDは州議会で過半数にわずかに届かない可能性が高い。ただ、議席獲得に必要な得票率5%を小政党が確保できるかどうかで選挙結果が左右される可能性がある。
メルツ氏はAfDが過半数に届かなかった場合、CDUがどう対応するかについては明言を避けた。「選挙結果を踏まえて状況を判断し、ザクセン・アンハルト州が過激派の手に落ちるのを防ぐため、できる限りのことをする」と述べた。