[東京 31日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比1.57%(1043円96銭)安の6万5361円60銭となった。前週末の米国株安を嫌気して売り先行の展開となり、寄り付き直後に一時2.37%(1573円46銭)安の6万4832円10銭まで下落し、6万5000円を割り込んだ。その後は同水準が心理的な支持線として意識され、全般は下げ渋った。

・ジャクソンホール会議でのウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言がタカ派的と受け止められ、前週末の米国株式市場が半導体関連株を中心に下落したことを嫌気。

・日米ともに利上げ警戒が強く、株価全般の上値を抑える要因に。

・日経平均は6万5500円近辺に位置する25日移動平均線を割り込んだものの、心理的な支持線である6万5000円がサポートした格好。

・TOPIXは0.43%安の4128.76ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆5046億6000万円。

・東証33業種では、値上がりは海運や鉱業、保険など16業種、値下がりはその他製品や精密機器、医薬品など17業種。

・個別ではソフトバンクグループが下落。半導体関連株では、レーザーテック、アドバンテストが大幅安となったが、朝安だったキオクシアHDがプラス転換。ファーストリテイリングも小高い。

・東証プライム市場の騰落数は値上がりが696銘柄(44%)、値下がりは795銘柄(51%)、変わらずは62銘柄(3%)。

<野村証券 ストラテジスト 澤田麻希氏>

「ウォーシュ議長の発言で9月の米利上げ確率が高まったほか、日本でも利上げ懸念がくすぶっていることが、株価の重しとなっている」

「きょうは半導体関連株が下げを先導した。決算発表後に騰勢を強めていたエヌビディアが前週末に反動もあって大幅安となったことが影響している」

「テクニカル面では6万5000円が心理的な下値の目安として意識されているようだ。寄り付き後に割り込んだ後すかさず回復したが、当面、この攻防が注目される」

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