Ashitha Shivaprasad
[31日 ロイター] - 金相場はアジア取引で続落し、約2週間ぶりの安値を付けた。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長がインフレ抑制のために利上げが必要になる可能性を示唆したことが背景。
金現物は0204GMT(日本時間午前11時4分)時点で0.7%安の1オンス=4万4423.84ドルと、8月19日以来の安値。前週末は3%超下落した。
米金先物12月限は1.3%安の4472.90ドル。
KCMトレードのチーフマーケットアナリスト、ティム・ウォーターラー氏は「金はジャクソンホールでのウォーシュ議長のタカ派発言による打撃をなお引きずっている」と指摘。「市場は金利見通しの変化を織り込む途上にある。ウォーシュ氏のインフレ抑制姿勢が実際に9月の利上げにつながるかどうかは、まだ未知数だ」と述べた。
米商品取引所(CME)のフェドウォッチによると、市場の9月利上げ確率は、ウォーシュ議長講演前の36%から57%に上昇している。
金はインフレヘッジと見なされているものの、利息を生まないため、金利上昇局面では通常、魅力が薄れる。
今週は米雇用関連指標の発表が相次ぐ。
ウォーターラー氏は「非農業部門雇用者数は、ジャクソンホール後の金の軟調地合いを一段と広げる可能性もあれば、逆に売り方の買い戻しによる反発のきっかけとなる可能性もある」との見方を示した。
銀現物は0.5%安の1オンス=66.01ドル、プラチナは0.5%安の1810.64ドル、パラジウムも1.7%安の1397.11ドル。