Florence Tan
[シンガポール 31日 ロイター] - ホルムズ海峡を通航する商品(コモディティー)船舶で追跡可能だったものがこの週末に1日あたり5隻に減少したことが、31日の海運データで明らかになった。船舶への攻撃が続く中、企業は慎重な姿勢を強めている。
ただ攻撃を回避するため船舶自動識別装置(AIS)を切っている船もあり、実際に海峡を通過した船舶数はこれより多い可能性がある。
コモディティー分析会社ケプラーのデータによると、週末の通航は小型船に限られた。この中には液化石油ガス(LPG)運搬船2隻が含まれ、うち1隻はイラン側の航路を通って海峡を抜け、もう1隻は位置情報を発信せず出港してインドに向かっているという。
28日には、船舶信号装置(トランスポンダー)を切った状態でカタール産原油200万バレルを積載して海峡を抜けた超大型原油タンカー(VLCC)を含む14隻が海峡を通過した。
英海事貿易機関(UKMTO)は30日、タンカー1隻が29日にホルムズ海峡を航行中、正体不明の飛翔体に被弾したと報告。UKMTOがこの1週間に報告した海峡での攻撃としては3件目となった。
湾岸地域では、米軍が30日にホルムズ海峡にあるイラン領ララク島で発射装置2基を攻撃したことを受けて緊張が高まった。米軍によるイラン攻撃が確認されたのは、7月下旬以来初めて。