[ニアメー 30日 ロイター] - 西アフリカ・ニジェールの軍は30日、兵士の反乱によって前日に攻撃を受けた主要な空軍基地の統制を回復した。イスラム過激派による反乱の抑え込みに苦戦する軍事政権トップのチアニ将軍にとって、新たな試練となる。
今回の攻撃は軍内部の緊張を浮き彫りにした。ニジェール軍は西アフリカのアルカイダ系およびイスラム国(IS)系組織との戦いで敗北を繰り返している。
首都ニアメーでは29日、空軍基地や大統領府の周辺などで爆発音や銃声が響き渡った。治安筋3人は30日、政府軍が数時間の戦闘の末に空軍基地を奪還したとロイターに語った。
空軍基地はニアメーの民間空港と同じ敷地内にあり、軍用機やドローン(無人機)に加え、ニジェール、マリ、ブルキナファソで構成される「サヘル諸国同盟(AES)」の対テロ部隊が置かれている。
ロシア軍とイタリア軍も同基地に駐留している。
ロシアのボロパエフ駐ニジェール大使は29日、タス通信のインタビューで、ロシア政府の統制下にある準軍事組織「アフリカ軍団」がニアメーの反乱兵鎮圧のための支援要請を受けたと明らかにした。
ニジェール大統領府によると、アルジェリアも30日に戦闘機4機、輸送機1機、空中給油機1機を派遣し、支援を行ったという。
ニジェール国営メディアは29日遅く、今回の攻撃には「不満を抱いた数百人の兵士」が関与し、チアニ氏に忠実な部隊が制圧を試みる中、戦闘が数時間続いたと報じた。