David Lawder Leika Kihara

[アッ​シュビル(米ノースカロライナ州) 30日 ロイター] - ベセント米財務長官は30日、ロイターのインタビューに応じ、最近の円相場の動きは無秩序ではないとの認識を示した。

円相場が依然として無秩序な動きを見せているかとの問いに、「いや。かなり抑制されていると思う」と答えた。

円安是正のため日銀が追加利上げを検討すべきかとの質問に対し、植田総裁が高市首相の支持を得て、金融政策で「正しい判断を下す」と期待していると回答。日銀がより積極的な利上げを行うべきかとの問いには、「彼らに何をすべきか指示するつもりはない」としつつ、「リフレ政策であった『アベノミクス』はおそらく終わりを迎えたと考えている、と言っておきたい」と付け加えた。

ベセント氏は、31日にノースカロライナ州アッ​シュビルで開幕する主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の合間に、植田総裁と会談する予定だと述べた。

同総裁について「彼とは15年来の付き合いだ。彼は素晴らしい経済学者だ。彼の市場に対する洞察力の高さは過小評価されていると思う」と語った。

ベセント氏は、インフレや望ましくない円安に対抗するため、日銀に利上げを繰り返し求めていた。

ロイターとのインタビューでは、日本はすでにデフレを「克服」し、高市首相の下で「タカイチノミクス」へと移行したため、経済活性化を目的とした過去の政策の恩恵を享受できるようになったと指摘。「タカイチノミクス」について、特に労働市場で大幅な規制緩和が行われており、政府の介入が少なくなるとして、より株主志向だと語った。

日本の財政政策を巡っては、「彼らはただ一歩引いて『アベノミクス』の成功を享受し、その流れに任せるべきだと思う」と述べた。

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