<為替> ドルが円やユーロなどの主要通貨に対して上昇した。

終盤の取引でドル/円は0.48%高の160.15円。

主要通貨に対するドル指数は0.59%高の99.69。一時は8月17日以来の高水準となる99.727を付けた。

ウォーシュFRB議長は米西部ワイオミング州で開かれている年次シンポジウム「ジャクソンホール会議」で行った講演で、基調的なインフレ率が目標の2%に向かって鈍化していると確信が得られなければ、FRBには「やるべき仕事がある」と述べ、利上げが必要になる可能性をこれまでで最も明確に示唆。「現時点でFRBの焦点は物価に置かれるべきだ」と述べた。

CMEフェドウオッチによると、ウォーシュ氏の発言を受け、9月15─16日の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも0.25%ポイントの利上げが決定される確率は57.5%と、講演前の約35%から大きく上昇した。

ウォーシュ氏の講演に先立ち、この日はクリーブランド地区連銀のハマック総裁が超低金利時代は例外的な期間だった可能性があるとの見方を示し、インフレ率が高止まりしていることを踏まえるとFRBは利上げに動く必要があると改めて述べていた。

終盤の取引でユーロ/ドルは0.59%安の1.1582ドル。一時は1.1577ドルと、8月19日以来の安値を付けた。

英ポンド/ドルは0.47%安の1.3528ドル。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが急上昇し、金利に敏感な2年債利回りは1カ月超ぶりの高水準を付けた。米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長が、基調的なインフレ率が目標の2%に向かって鈍化しているとの確信が得られなければ、FRBには「やるべき仕事がある」と述べたことで、9月利上げ観測が高まった。

TDセキュリティーズの米金利ストラテジスト、モリー・ブルックス氏は「市場はややタカ派と受け止めた。一段の利上げ織り込みが進んだ」と述べた。

フェデラルファンド(FF)金利先物市場は現在、FRBの9月15─16日の会合での利上げ確率を57%と織り込んでおり、ウォーシュ議長の発言前の35%から上昇した。

FRBの金利見通しと連動して動く2年債利回りは、11.97ベーシスポイント(bp)上昇して4.352%となり、7月24日以来の高水準を付けた。1日の上昇幅としては3月以来最大となる勢いだ。

米国債の指標となる10年債利回りは5.6bp上昇して4.728%と、1週間ぶりの高水準を付けた。

2年債と10年債の利回り格差は36.4bpとなり、7月29日以来最もフラットな水準となった。

9月の利上げは、8月雇用統計と消費者物価のデータ次第となる可能性がある。いずれもFRBの会合前に発表される。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 主要3指数が反落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長がインフレ抑制を重視する姿勢を改めて示し、利上げ観測が高まったことを受け、株式市場では慎重姿勢が強まっている。

ウォーシュFRB議長は米西部ワイオミング州で開かれている年次シンポジウム「ジャクソンホール会議」で行った講演で、基調的なインフレ率が目標の2%に向かって鈍化していると確信が得られなければ、FRBには「やるべき仕事がある」と述べ、利上げが必要になる可能性をこれまでで最も明確に示唆。「現時点でFRBの焦点は物価に置かれるべきだ」と述べた。

ウォーシュ氏の発言を受けFRBによる利上げ観測が強まり、9月15-16日に開かれる次回連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率はほぼ五分五分になった。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米国担当チーフエコノミスト、アディティヤ・バベ氏は「ウォーシュ議長の講演は心強い内容だったが、言葉だけでは不十分だ」とし、8月の雇用統計やインフレ指標が大幅に弱い内容にならない限り、ウォーシュ氏には9月のFOMCで実際に利上げを行う責任があると指摘。実際に利上げに動かなければ、ウォーシュ氏は市場の信頼を失う恐れがあると述べた。

個別銘柄では、前日に急伸した半導体大手エヌビディアが利益確定の売りに押され、4.6%安で終了。

米半導体メーカーのマーベル・テクノロジーは2027年の売上高見通しを引き上げたものの、アルファベット傘下グーグルとのAI向け半導体契約に伴う収益計上時期への懸念から10.3%下落して終了した。

一方、大型ハイテク株(メガキャップ)の大半は上昇。アルファベットは1.7%高で終了し、S&P総合500種指数のコミュニケーション・サービス株指数の押し上げ要因になった。アップルは1.6%高。

顧客管理ソフトウエア大手セールスフォースは1.6%高。

決済大手ペイパルは12.7%安。ブルームバーグが前日、投資会社アドベントと決済企業ストライプによる企業連合がペイパル買収の検討を断念したと報じた。

アパレル大手のギャップは約13%高。傘下ブランド「オールドネイビー」の最高経営責任者(CEO)に業界ベテランのマイケル・フランシス氏を起用すると発表したほか、通期利益見通しを引き上げたことが好感された。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.77対1の比率で上回った。ナスダックでは2.19対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は156億8000万株。直近20営業日の平均は158億株。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> FRBの利上げ観測が強まり、金相場は反落した。スポット金は2.9%安の1オンス=4567.23ドルと、8月20日以来の安値を付けた。米金先物12月限の清算値は2.9%安の4529.9ドルだった。 ウォーシュ議長の発言を受け、9月の米利上げ確率は58%に上昇(発言前は36%)、12月の利上げ確率も89%となった。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 下落して取引を終え、週間でも下落した。トレーダーは、米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長による年内利上げの可能性を示唆する発言や、ホルムズ海峡を巡る合意の可能性に注目した。

清算値は、北海ブレント先物が0.39ドル(0.43%)安の1バレル=89.31ドル。米WTI先物は0.13ドル(0.16%)安の83.40ドル。週間では、北海ブレントが5%超、米WTIが4%超それぞれ下落した。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終 160.04/160.09

始値 159.62

高値 160.2

安値 159.43

ユーロ/ドル N 1.1584/1.1586

Y終値

始値 1.1648

高値 1.1657

安値 1.1578

米東部時間

30年債(指標銘 17時05分 98*21.50 5.2129%

柄)

前営業日終値 99*00.00 5.1910%

10年債(指標銘 17時05分 99*05.50 4.7300%

柄)

前営業日終値 99*20.00 4.6720%

5年債(指標銘柄 17時05分 99*15.50 4.4913%

前営業日終値 99*29.00 4.3960%

2年債(指標銘柄 17時05分 99*17.75 4.3599%

前営業日終値 99*25.50 4.2320%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 53559.99 -9.45 -0.02

前営業日終値 53569.44

ナスダック総合 26402.42 -138.93 -0.52

前営業日終値 26541.35

S&P総合500 7711.76 -19.23 -0.25

前営業日終値 7730.99

COMEX金 1 4529.9 ‐134.1

2月限

前営業日終値 4664.0

COMEX銀 1 6778.6 ‐245.3

2月限

前営業日終値 7023.9

北海ブレント 1 89.31 ‐0.39

0月限

前営業日終値 89.70

米WTI先物 1 83.40 ‐0.13

0月限

前営業日終値 83.53

CRB商品指数 406.3575 +1.1916

前営業日終値 405.1659

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