[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数が反落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長がインフレ抑制を重視する姿勢を改めて示し、利上げ観測が高まったことを受け、株式市場では慎重姿勢が強まっている。
ウォーシュFRB議長は米西部ワイオミング州で開かれている年次シンポジウム「ジャクソンホール会議」で行った講演で、基調的なインフレ率が目標の2%に向かって鈍化していると確信が得られなければ、FRBには「やるべき仕事がある」と述べ、利上げが必要になる可能性をこれまでで最も明確に示唆。「現時点でFRBの焦点は物価に置かれるべきだ」と述べた。
ウォーシュ氏の発言を受けFRBによる利上げ観測が強まり、9月15-16日に開かれる次回連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率はほぼ五分五分になった。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米国担当チーフエコノミスト、アディティヤ・バベ氏は「ウォーシュ議長の講演は心強い内容だったが、言葉だけでは不十分だ」とし、8月の雇用統計やインフレ指標が大幅に弱い内容にならない限り、ウォーシュ氏には9月のFOMCで実際に利上げを行う責任があると指摘。実際に利上げに動かなければ、ウォーシュ氏は市場の信頼を失う恐れがあると述べた。
ネーションワイドのチーフ・マーケット・ストラテジスト、マーク・ハケット氏は「ウォーシュ氏はタカ派的な姿勢を示したが、従来の姿勢を一段と強めたというよりも、一貫して繰り返したものだったといえる」とし、「市場では姿勢をやや軟化させる可能性もあるとの見方も出ていたが、明らかにそうではなかった」としている。
個別銘柄では、前日に急伸した半導体大手エヌビディアが利益確定の売りに押され、4.6%安で終了。
米半導体メーカーのマーベル・テクノロジーは2027年の売上高見通しを引き上げたものの、アルファベット傘下グーグルとのAI向け半導体契約に伴う収益計上時期への懸念から10.3%下落して終了した。
一方、大型ハイテク株(メガキャップ)の大半は上昇。アルファベットは1.7%高で終了し、S&P総合500種指数のコミュニケーション・サービス株指数の押し上げ要因になった。アップルは1.6%高。
顧客管理ソフトウエア大手セールスフォースは1.6%高。
決済大手ペイパルは12.7%安。ブルームバーグが前日、投資会社アドベントと決済企業ストライプによる企業連合がペイパル買収の検討を断念したと報じた。
アパレル大手のギャップは約13%高。傘下ブランド「オールドネイビー」の最高経営責任者(CEO)に業界ベテランのマイケル・フランシス氏を起用すると発表したほか、通期利益見通しを引き上げたことが好感された。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.77対1の比率で上回った。ナスダックでは2.19対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は156億8000万株。直近20営業日の平均は158億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 53559 -9.45 -0.02 53611 5381 53489.
.99 .94 9.65 41
前営業日終値 53569
.44
ナスダック総合 26402 -138. -0.52 26515 2670 26359.
.42 93 .99 0.68 27
前営業日終値 26541
.35
S&P総合500種 7711. -19.2 -0.25 7735. 7771 7700.9
76 3 17 .48 1
前営業日終値 7730.
99
ダウ輸送株20種 21378 -61.5 -0.29
.75 2
ダウ公共株15種 1078. -7.93 -0.73
28
フィラデルフィア半導 11469 -412. -3.47
体 .66 51
VIX指数 14.42 -0.09 -0.62
S&P一般消費財 1934. +32.2 +1.69
63 0
S&P素材 669.3 -2.04 -0.30
6
S&P工業 1497. -14.5 -0.96
27 8
S&P主要消費財 936.5 +5.10 +0.55
7
S&P金融 965.1 +3.25 +0.34
9
S&P不動産 283.0 -1.40 -0.49
5
S&Pエネルギー 951.7 +5.61 +0.59
6
S&Pヘルスケア 1992. -5.01 -0.25
64
S&P通信サービス 458.4 +7.04 +1.56
4
S&P情報技術 6938. -90.9 -1.29
98 6
S&P公益事業 431.9 -5.00 -1.14
6
NYSE出来高 10.80
億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 65775 - 675 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 65780 - 670 大阪比