Dmitry Antonov Andrew Osborn

[モスクワ 27日 ロイター] - ロシアは27日、英国の長距離巡航ミサイルを使用したウクライナのロシア領内攻撃への対抗措置として、ウクライナ国内外の英軍事目標を攻撃する可能性があると警告した。

ロシア外務省のザハロワ報道官が記者会見で明らかにした。これまでにも同様の警告は出されていたが、今回は最も強く切迫感を伴うものとなった。

ザハロワ氏は、英政府がロシア市民に対する「テロ」行為に法的に加担する状態まで「あと1歩」に迫っていると発言。英国が方針を転換しない限り「不可避の破滅的な結果」を招くと警告した。

「英国製兵器を使ったウクライナによるロシア領攻撃への対抗措置として、ウクライナ領内外の英軍事施設・装備が標的になり得ると、われわれは繰り返し警告してきた」と述べた上で「英国の指導部が状況を再度慎重に分析し、直ちに、最も断固かつ明確な形で、敵対的で攻撃的な路線を放棄することを提案する。紛争が全く新たなレベルへとエスカレートするリスクを生むだけだ」と語った。

英政府からコメントは得られていない。英政府はこれまでもロシアの同種の警告を一蹴しており、ロシアからの自衛を目指すウクライナ支援のために必要と判断することは何でも行うとの立場を明確にしている。

フランスも既に欧州製ミサイルの技術ライセンス供与に同意していることから、ザハロワ氏は27日、仏政府に対しても威嚇する姿勢を示した。仏英が高度なミサイル技術をウクライナに供与することで両国とも「火遊びをしている」と述べ、予測不能な結果を招く恐れがあると指摘した。

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