Dan Burns
[27日 ロイター] - 米商務省が27日発表した7月の財(モノ)の貿易赤字(季節調整済み)は1188億ドルと、6月の1014億ドルから拡大した。2025年3月以来、16カ月ぶりの大きさとなった。同年3月は、トランプ大統領の「解放の日」関税発表を前に輸入業者が商品の搬入を急いだため、過去最大の赤字を記録していた。
これにより、貿易は第3・四半期に米国内総生産(GDP)成長率を4・四半期連続で押し下げる要因となる見通し。
モノの輸出は2.9%減の1994億ドルと、1月以来の低水準となった。4月には過去最高を記録していたが、3カ月連続で減少した。工業用品の輸出が11.2%減少したことが響いた。
モノの輸入は3.7%増の3182億ドルと、過去最高を記録した2025年3月以来の高水準となった。資本財の輸入が11.3%急増したことが主因で、人工知能(AI)関連の投資ブームを支えるために必要な設備に関連した動きとみられる。
オックスフォード・エコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、マシュー・マーティン氏は「この分野は、AI関連投資に伴うハイテク製品への企業の旺盛な支出によって押し上げられており、現時点で減速の兆しは見られない」と指摘。「資本財の輸入は2027年まで力強い輸入の伸びを支えるとみている」と述べた。
マーティン氏は、貿易赤字の拡大が第3・四半期のGDP成長率を4四半期連続で押し下げる可能性が高いとし、押し下げ幅を1%ポイントと見積もった。26日発表の商務省データでは、第2・四半期の貿易のGDP成長率押し下げ幅は1.14%ポイントだった。