Marwa Rashad Nora Buli
[ロンドン/オスロ 26日 ロイター] - 米国とイランの戦争開始から6カ月、カタールはこの戦争によって最大級の経済的打撃を受けた国となっている。データによると、同国の液化天然ガス(LNG)輸出は96%減少した。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イラク、クウェートも石油輸出の減少に見舞われたが、打撃の大きさはカタールに遠く及ばない。
ロイターの試算によると、カタールの天然ガス販売収入は240億ドル減少した。2025年のデータに基づくと、これは同国の約5カ月分の収入に相当する。
近隣の湾岸諸国の輸出国は石油をひそかにホルムズ海峡の外に搬出することに成功しているが、情報サービス会社ICISによると、カタールのLNG輸出はわずか18カーゴにとどまり、前年同期の509カーゴから大幅に減少した。カタールのタンカー2隻は攻撃を受けた。
国営LNG生産会社カタールエナジーは、ロイターのコメント要請に現時点で応じていない。
戦争前、カタールは世界のLNG需要の約5分の1を供給していた。失われた供給の一部は、米国からのLNG輸出増加によって補われている。
それでも欧州のガス貯蔵量は、この時期としては過去最低水準に落ち込んでいる。今冬に厳しい寒波が到来した場合、欧州は天然ガス価格の急騰に見舞われるリスクがある。