Kentaro Okasaka
[東京 27日 ロイター] - キオクシアホールディングスの太田裕雄社長は27日、官邸で高市早苗首相と面会し、同社の岩手県北上工場内に第3号製造棟の建設を決定したと伝えた。投資総額は1.8兆円になる見通し。AI(人工知能)需要を捉えるため、3号棟も含め、2032年までの6年間で5兆円規模の投資を進める意向も説明した。
太田氏は、協業している米サンディスクのデービット・ゲックラー最高経営責任者(CEO)と共に官邸を訪問。高市氏は投資計画を歓迎し、3号棟の建設は「大変心強い」と述べた。「半導体での両社の連携は、経済面における日米協力の象徴的事例だ」とも語った。
同社の発表によると、第3製造棟建設は3次元フラッシュメモリーの生産能力の増強が目的で、2029年度中の稼働開始を目指す。
北上工場では、第2製造棟が昨年9月に稼働を開始している。世界的なAI(人工知能)ブームでメモリー需給がひっ迫する中、太田社長は7月、同工場で行った記者会見で、第3製造棟の建設について「当然、大きな候補になる」と述べ、前向きな姿勢を示していた。
キオクシアによると、今回の投資は政府の支援が前提で、市場動向を踏まえ、四日市工場と北上工場での生産設備構築や関連インフラ、技術強化を目的としている。