[25日 ロイター] - 米人工知能(AI)開発企業アンソロピックは投資家に対し、TAM(獲得可能な最大市場規模)を30兆ドル超と見込んでいると説明する見通しだ。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が25日報じた。宇宙開発企業スペースXが示した28兆5000億ドルを上回る規模となる。
TAMは、ある製品やサービスが100%の市場シェアを獲得した場合に得られる年間売上高の機会を指す。
詳細は以下の通り:
• WSJによると、アンソロピックはTAMの算出に当たり、AIモデルによって遂行可能なあらゆる業務の全範囲を対象としている。
• TAMが大きければ、アンソロピックの企業価値評価や巨額のインフラ投資が正当化されるほか、製品の優先順位を示す指針となる。また、オープンAIやグーグルとの競争関係を位置づけ、計画中のIPO(新規株式公開)を支える成長ストーリーの根拠となる。
• スペースXは5月のIPO申請書類で「人類史上最大の実行可能なTAM」を特定したとし、その大半をAI技術によるものと説明していた。
• ロイターは今月、アンソロピックが2028年の売上高を約1900億─2000億ドルと予測しており、IPOの評価額はこうした予測に左右されると報じた。