[北京 25日 ロイター] - インドのドバル国家安全保障顧問と中国の王毅外相は25日、北京で会談し、2国間協力の拡大や国境地帯の平和と安定の維持、国境画定作業の推進に向けた措置について協議した。両国は対話を継続し、国境問題の「公正かつ合理的で相互に受け入れ可能な解決」を目指すことで合意した。
両国はヒマラヤ山脈沿いに約3800キロメートルに及ぶ国境で接しており、大部分が画定されておらず係争状態にある。
中国外務省が声明で明らかにしたところによると、王氏とドバル氏は、国境問題や2国間関係について「包括的かつ踏み込んだ、友好的で率直な」協議を行った。
王氏は、中国とインドの関係はもはや2国間だけの重要性にとどまらず、世界的・戦略的な意義を持つと指摘。両国は意思疎通を強化し、相違点を減らすべきだと述べた。
在中国インド大使館は交流サイト(SNS)「X」への投稿で、両国が2国間関係について確認し、協力をさらに拡大し、国境地帯の安定と平和を維持する方策について協議したことを確認した。
中国とインドの関係は近年、緩やかに改善している。2020年に死者を伴う国境衝突が起き、その後4年間にわたる軍事的なにらみ合いが続いたが、2024年10月に部隊の引き離しで合意に達した。
2025年にはインドのモディ首相が7年ぶりに中国を訪問し、関係改善の兆しを見せた。
中国外務省によると、王氏は25日の会談でドバル氏に「双方は歴史の経験から学び、国境問題を2国間関係の適切な位置に据え、停滞や後退、逸脱することなく前進すべきだ」と述べた。
声明はさらに、両国が次回の国境協議を2027年にインドで開くことで合意したとしている。