[テルアビブ 24日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は24日、イランが自身の息子の1人を殺害しようとしたと明らかにした。計画がいつ行われたのか、どの息子が標的だったのか、また実行にどの程度近づいていたのかに関する詳細は示していない。
10月27日の総選挙を控え、世論調査ではネタニヤフ氏が率いる連立与党は劣勢に立たされている。こうした中でネタニヤフ氏は、保守系テレビ局「チャンネル14」との電話インタビューで、イスラエルの治安機関の1つが選挙を前に政敵への警護提供を拒否したとの報道について質問を受け、これに答える形で発言した。
ネタニヤフ氏は「息子たちについて言えば実に信じ難いことだが、イランは私の息子の1人を標的にした。イランは私の息子の1人を標的にしようとした。イランは私の息子を殺害しようとした。だからこそ警護はぜいたくではない」と強調したが、計画の詳細や実行可能性を巡る説明はしなかった。またどの息子を指しているのかは明らかになっていない。長男のヤイル氏は米南部フロリダ州マイアミに居住している。
国連のイラン代表部は、この主張に関するコメント要請に回答しなかった。
一方、ネタニヤフ氏は、国内治安機関シンベトのジニ長官に対し、首相候補者全員に適切な警護を提供するよう伝えたとも表明した。
これに先立ちイスラエルのメディアは、ジニ氏が次期首相有力候補の1人と目されるガディ・アイゼンコット氏への警護提供を拒否し、選挙管理当局に対して、同氏に危害を加える計画は確認されていないと説明したと報じていた。
国防軍元参謀総称のアイゼンコット氏が所属する政党は、総選挙で最多議席を獲得する見通しとされている。