[23日 ロイター] - 中国の電子商取引(EC)大手アリババは23日、人工知能(AI)関連の開発資金を調達するため、800億香港ドル(102億米ドル)規模の新株発行を開始した。
香港上場企業による新株の追加募集としては過去最大規模になる見通しで、今年に入ってからの公募増資としてはアルファベットとインテルの案件に次いで世界3番目の規模となる。
アリババは調達資金の全額を半導体、インフラ、AIモデルの開発・展開を含む「フルスタック」AI機能への投資に充てる方針としている。
ロイターが確認したタームシート(条件概要書)によると、アリババは普通株7億1000万株を1株当たり112.70香港ドルで発行する計画。直近の終値を3.6%下回る水準となる。
関係者によると、今回の株式発行には政府系ファンド(SWF)を含む投資家から旺盛な需要が寄せられている。応募が募集額を上回ったことを受け、発行規模を拡大したという。
関係者によると、モルガン・スタンレー、HSBC、UBS、中国国際金融(CICC)が共同主幹事を務める。
アリババによると、今回の株式発行は米証券法上のオフショア取引として登録されておらず、米国の投資家は参加できない。