Hyunjoo Jin
[ソウル 21日 ロイター] - 韓国の現代自動車の労働組合は21日、10年ぶりとなる全面ストライキを実施し、定年延長や、人工知能(AI)と自動化から雇用を守ることを求めた。
現代自と傘下の起亜、部品会社のスト参加者は、赤い鉢巻きを締めてソウルの現代自本社前で集会を開いた。部品会社が自動車メーカーと直接賃金交渉を行えるようにすることや、現在60歳の定年を引き上げることなどを訴えた。
労組関係者は、今回の1日限りのストには現代自の組合員約4万人が参加する見通しとしていた。
人型ロボットメーカー、ボストン・ダイナミクスを傘下に持つ現代自は、2028年から米ジョージア州の工場に人型ロボットを導入し、その後、各地の生産拠点に利用を広げる計画を明らかにしている。
労組幹部は、AIが生産部門だけでなく、研究・技術職にとっても脅威になり得ると指摘した。
現代自は対話を通じた解決に取り組む姿勢を示した。声明で「ストは顧客や取引先、事業運営に影響を及ぼしかねない」とし「将来のモビリティーへの世界的な移行を乗り切るため、労使双方が協力しなければならない重要な時期にある」と訴えた。