[シンガポール 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。ただ、週間ベースでは2週連続の上昇となる勢いだ。膠着(こうちゃく)状態にある米国とイランの戦争が中東の主要産油地域からの供給に引き続き混乱をもたらしていることが背景。
0142GMT(日本時間午前10時42分)時点で、北海ブレント先物は0.04ドル高の1バレル=93.82ドル。前日には2.4%上昇していた。米WTI先物は0.06ドル安の86.78ドル。前日には2.3%上昇していた。
直近5営業日の上昇局面で、ブレントは7%超、WTIは8%超値上がりし、いずれも7月24日以来の高値を付けた。
イラン戦争の決着がつかない状況が続き、サウジアラビア、イラク、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートといった主要産油国からの供給が引き続き抑制されると懸念されている。
先の和平合意は今週失効し、双方とも協議再開に向けた動きを見せておらず、トランプ米大統領はイランを支援する国々への経済的な報復を警告した。
IGのアナリスト、トニー・シカモア氏は「双方とも譲らない姿勢だが、原油価格が着実に上昇し続ける中、持久戦を続ける時間的な余裕はない」と指摘した。
調査会社のデータによると、19日にホルムズ海峡を通航した船舶は前日から変わらず9隻で、戦争前の水準を大きく下回った。