Elida Moreno
[パナマ市 20日 ロイター] - パナマ運河庁は20日、例年より長期化が見込まれるエルニーニョ現象で水位低下が予想されるとして、9月初めから1日当たりの通航数に上限を設ける対策を発表した。これまで通航制限しないとしてきた方針を撤回した。
9月4日から1日当たりの通航数を34隻に、15日からは32隻に制限する。
運河の1日の処理能力は約40隻。6月までは需要に対応する形で1日平均35隻が通航していた。
9月4日以降は、運河のネオパナマックス閘門(こうもん)の1日当たり処理能力は9枠に制限される。また、パナマックス閘門ではまず25枠になり、さらに15日以降は23枠に減らされる。
運河庁は、5─8月の降水量は過去平均を34%下回り、集水域への流入量が平年を44%下回っていると説明。2026─27年のエルニーニョ現象は深刻化する予想で、降水量がさらに減少し、運河と地域の水供給の長期的な持続性が脅かされる恐れがあると警告した。
同庁のリカウルテ・バスケス長官は、今年のエルニーニョは従来よりはるかに長期化する可能性があり、喫水制限に加え、23・24年の干ばつ時同様、通航制限を迫られると述べた。