[20日 ロイター] - 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は20日、暗号資産(仮想通貨)交換所大手バイナンスの従業員2人が過去数週間にアラブ首長国連邦(UAE)で身柄を拘束されたと報じた。バイナンスを巡る金融犯罪の疑いで、UAEの警察が進めている捜査のためだとしている。事情に詳しい情報筋4人の話として報じた。
この情報筋の2人によると、バイナンスの従業員2人がUAEの空港で身柄を拘束された。ただ具体的な捜査内容は現時点では明らかになっていないという。
バイナンスはロイターに対し、バイナンスの顧客資金口座を通じた第三者資金の流れに関する日常的な調査の一環として、少数の従業員がUAE当局から事情聴取を受けたと説明。その上で当該従業員らは捜査の対象ではなっておらず、嫌疑が晴れて解放されたと主張した。
バイナンスは「暗号資産や機関投資家向け資金口座の仕組みは、多くの法域で依然として新たな概念となっている。当社は明確かつ適切な連携手順を確立するために、UAEドバイの警察当局や他のUAE当局に対して建設的に協力している」とコメントした。
バイナンスを巡ってはナイジェリア当局が2024年、3500万ドルを超える資金洗浄容疑でバイナンスおよび当時金融犯罪コンプライアンス責任者だったティグラン・ガンバリアン氏を訴追した。これについてガンバリアン氏とバイナンスの双方は容疑を否認した。
バイナンスは22年にドバイで事業運営に必要な認可を取得した。