Aditi Shah

[ニューデリー 19日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のチェコの自動車メーカー、シュコダ・オートのクラウス・ツェルマー最高経営責任者(CEO)は19日、VWが今年中にインドの現地パートナーとの契約締結を見込んでいると明らかにした。VWグループはインド市場での事業規模拡大に苦戦している。

シュコダは同グループのインド戦略を担当している。VWは現在、インドの鉄鋼大手JSWグループとの合弁事業について協議を進めている。JSW側は過半数株式取得の希望を示唆している。

ツェルマー氏は西部ムンバイで開催されたシュコダのイベントの際、記者団に対し、VWが非公表のパートナー候補と協議中で、年内の契約締結に自信を持っていると発言。「現地に強固な基盤を持つパートナーがいれば、われわれの勢いはさらに強まると深く確信している」と語った。

またツェルマー氏はインド紙エコノミック・タイムズに対し、世界各国の自動車メーカーから投資を引き寄せている急成長のインド市場において、VWは経営権の譲渡にも前向きだと述べた。

ただ多くの企業は事業規模の拡大に苦戦しており、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターは長年にわたる赤字計上の末、最終的に撤退した。

パートナーを得れば、VWは投資リスクを分担できるようになる。VWは昨年インド市場で販売台数が倍増し、利益は50%増加した。しかし、同国で20年以上事業を展開しているにもかかわらず、十分な事業規模にはなお達していない。VWは2022年、マヒンドラ・アンド・マヒンドラとの提携協議が頓挫した後、新たなパートナー探しを始めた。

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