Jayshree P Upadhyay
[19日 ロイター] - インドの証券規制当局は19日、取引終了時に証券の最終公式価格を決定するために新たに導入された終値決定の仕組みを巡り、取引を操作した疑いがあるとして、2社を市場から締め出した。
2社はコプソール・モーリシャス・インベストメントとマンシ・シェア・アンド・ストック・ブローキングで、ボンベイ証券取引所(BSE)のSENSEX指数に連動する週次デリバティブ(金融派生商品)契約の満期日だった8月13日に違反疑惑が発生した。
公開情報によると、コプソールはJPモルガン・チェースが所有するモーリシャス拠点の企業。
JPモルガンの広報担当者はコメントを控えた。マンシ・シェアからは直ちにコメントを得られなかった。
インド証券取引委員会(SEBI)は暫定命令で、締め出した2社から計3680万ルピー(38万4324ドル)を没収するよう命じたと明らかにした。
SEBIは、終値を決定するために新たに導入された「クロージング・オークション・セッション(CAS)」で、コプソールによる積極的な買い注文とマンシによる大量の売り注文が、SENSEX指数構成銘柄の価格をゆがめたと指摘した。
SEBIによると、マンシはその後、売り注文の大部分を取り消した。
SEBIはコプソールが約2960万ルピー、マンシが720万ルピーの不正利益を得たと推計した。
CASは価格発見機能を改善するため8月3日にインドで導入された仕組みで、通常取引の終了後、インド標準時午後3時15分から始まる20分間のオークション時間帯を指す。
SEBIによると、現時点では両社が共謀していたという証拠は見つかっていないという。