Tim Hepher
[パリ 18日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスは、遅延している貨物機A350Fの初の試験飛行を暫定的に9月下旬に設定した。業界関係者が18日明らかにした。
このスケジュールは10月初旬にずれ込む可能性があるが、エアバスは2027年までに飛行試験を完了し、顧客への初号機納入を目指しており、非常にタイトな認証取得スケジュールを迫られている。業界関係者よると、飛行試験には通常12─15カ月かかるという。
エアバス広報担当者は、今年末までの初飛行、それに続く27年下半期の初納入という最新の予測に加えるコメントはないと述べた。
業界関係者は、開発チームは9月24日を優先日程として、直前の技術的不具合や天候次第でその前後を視野に入れた日程を目指しているとしている。
21年に発表され、4年後の就航を目標としていた長距離ジェット機A350シリーズの専用貨物機A350Fは、競合する米ボーイングが長年優位に立つ航空貨物市場の一角への参入を狙っている。
エアバスはA350Fを107機販売しているのに対し、より小型の旧モデルA330Fの販売は38機にとどまっている。
ロイターは5月、エアバスはスペインの自社工場で製造するA350Fは貨物ドアの納入遅延に直面していると報じた。
航空専門誌リーハム・ニュースは今月、A350Fの納入が2028年までずれ込む可能性があると明らかにした。