Georgina McCartney

[ヒューストン 17日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、世界的な供給懸念を背景に2%超えて上昇した。トランプ米大統領がイランに降伏を要求し、オマーンへの爆撃を示唆する中、米国とイランの和平に向けた外交努力に対する悲観的な見方が強まっている。

清算値は、北海ブレント先物 が2.35ドル(2.65%)高の1バレル=90.87ドル、米WTI先物が2.10ドル(2.55%)高の84.50ドル。

米国とイランは6月17日に戦闘終結に向けた覚書を交わし、60日間以内に恒久的な停戦に向けた最終合意にこぎ着けることを目指していたが、イラン当局者はこの日、「防衛」から「全面的な攻勢」への転換を示唆。トランプ大統領はイランに「降伏」を要求したほか、オマーンがホルムズ海峡の航行に関する協議をイランと進めていることに関連し「オマーンが邪魔をすれば、徹底的に爆撃する」と警告した。

プライス・フューチャーズ・グループのシニアアナリスト、フィル・フリン氏は、ホルムズ海峡を巡る不透明感に対する懸念が高まっているとし、「強硬な発言が過熱するにつれ、原油価格が上昇している」と述べた。

取引プラットフォームNaga.comの市場アナリスト、フランク・ワルバウム氏は「ホルムズ海峡を通過する船舶に対する制約は解消しておらず、交渉も行き詰まっている」とし、「新たな材料がない限り、原油価格は当面、現在の水準近辺でもみ合う可能性がある」との見方を示した。

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