ロシア当局は11日、2022年から拘束していた元米海兵隊員のロバート・ギルマン氏(32)を釈放した。トランプ米大統領が明らかにした。

米当局者によると、ギルマン氏の健康状態が悪化していたことを踏まえ、ロシアのプーチン大統領が人道的理由から恩赦を与えた。

トランプ氏は交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に、プーチン氏との協議を経て、ロシアがギルマン氏の釈放に合意したと投稿。「われわれはこの決定を高く評価する。また、ロシアが見返りを求めず、捕虜交換が行われなかったという事実も評価する」と述べた。

ギルマン氏を乗せた国務省の専用機は11日遅く、ワシントン郊外の空港に到着。釈放交渉に関わったウィットコフ特使が空港でハンバーガーとミルクシェイクを用意して出迎えた。

ギルマン氏の健康状態の詳細は不明。同氏の家族を支援する擁護団体の責任者は先週、ロイターに対し、ギルマン氏が6月下旬に「解離性昏迷」とみられる状態に陥り、刑務所病院から民間病院の精神科病棟に移送されたと明らかにしていた。

ただ、ギルマン氏と接触した米当局者によると、ギルマン氏は歩行や会話が可能だったという。

集中的な交渉により実現