韓国の情報機関、国家情報院(NIS)は、北朝鮮が昨年解体を開始した東倉里のミサイル発射施設の一部に復旧の兆候があることを確認した。聯合ニュースが5日報じた。

聯合ニュースがNISから説明を受けた議員の情報として伝えたところによると、北朝鮮は東倉里のミサイル発射施設の屋根とドアを修復している。

施設復旧の兆候が検知された時期については報じていない。

トランプ米大統領は昨年6月の米朝首脳会談後の記者会見で、北朝鮮が主要なミサイルエンジンの実験施設を間もなく解体すると確約したと説明した。

トランプ氏はどの施設か特定しなかったが、米高官はその後ロイターに対して、東倉里にある西海衛星発射場だと述べた。

米政府関係者は、こうした問題でNISの情報は信用できると思われるが、今回報じられたことは特に警戒を要することではないようだと指摘。2017年以降停止しているミサイル実験の再開を示すような兆候ではなないとの見方を示した。

昨年7月には、北朝鮮が西海衛星発射場とロケットエンジン試験台の解体作業に着手したことが衛星写真から確認された。ところが、その後撮影された衛星写真では、作業が8月上旬ころにストップしたことが示されていた。

米国務省のパラディーノ報道官は記者会見で、米国は北朝鮮と引き続き連絡を取っていると説明。ただ、ハノイの米朝首脳会談以降、北朝鮮と連絡を取ったかどうかは明らかにしなかった。

同報道官は、ビーガン北朝鮮担当特別代表が6日に韓国と日本側の担当者と会談する予定だと説明した。

聯合ニュースはまた、NISから説明を受けた議員の情報として、寧辺の5メガワットの原子炉は昨年終盤から稼動の兆候はなく、プルトニウム再処理作業が行われた兆候もないと報じた。また、豊渓里の核実験場の地下トンネルは昨年5月以降閉鎖されているという。

[ワシントン 5日 ロイター]
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