[シドニー 5日 ロイター] - オーストラリア北部ノーザンテリトリーの環境保護局は5日、日本の石油ガス開発大手INPEXがダーウィン近郊にあるイクシス液化天然ガス(LNG)施設からの排出量を過少報告したとして、同社を提訴した。
同局によると、同社は2019年から24年にかけてのベンゼンおよびトルエンの排出量の過少報告など、許可条件に違反した疑いがある。
同局は、係争中のため、これ以上の詳細は明らかにしなかった。INPEXはコメント要請に直ちには回答しなかった。
今回の提訴は、INPEXが昨年10月に同施設での排出量の大幅な過少報告を発表したことを受けたもの。その後、イクシスLNG施設および豪石油・ガス開発大手サントスのダーウィンLNG施設の運営について規制当局による審査が行われた。
規制当局が発行した環境許可証では、INPEXに対し、排出総量に関する定期的な年次報告が義務付けられている。
この審査では、主要な排出源への連続排出監視装置の設置など、両LNG施設における規制強化に向けた23項目の勧告がなされ、7月に規制当局によって承認された。
規制当局は今月、これらの変更を反映した既存の許可証の改正案を起草する予定だ。