[4日 ロイター] - フィンランドの放射線・原子力安全庁(STUK)は4日、同国南西部の地中深くに設けた放射性廃棄物埋蔵施設「オンカロ」の操業を許可するよう政府に勧告した。これにより、世界で初めての使用済み核燃料永久処分場となるオンカロの操業開始を政府が決める道筋がついた。
STUKによると、使用済み核燃料の地層処分施設が操業許可段階まで進んだのは世界初。STUKはオンカロの操業を許可するための安全要件が満たされていると判断し、経済・雇用省はこれを受けて政府が操業許可申請の処理を進められるようになったと説明した。
STUKによると、ポシバはオンカロの2070年末までの操業許可を求める申請をしていた。
オンカロを運営するポシバには、電力会社のフォータムとフィンランド産業電力(TVO)が共同出資している。ポシバは使用済み核燃料を深さ約400メートルに埋蔵する計画だ。
フィンランド政府は2015年にオンカロの建設を認可していた。
他にスウェーデンでは25年に使用済み核燃料の最終貯蔵施設の建設を始めており、放射性廃棄物の受け入れが30年代後半に始まる見通しだ。