[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアの物流・海運大手FESCOは4日、黒海を航行中だった同社のコンテナ船がウクライナのドローン(無人機)に攻撃されて沈没したことを受け、黒海経由の物流の注文受け付けを停止すると発表した。戦闘を繰り広げるロシアとウクライナは互いの国の船舶に対する攻撃を激化させ、海運の混乱が広がっている。
FESCOの株式の92.5%を保有するロシア国営原子力企業ロスアトムはこれに先立ち、冷凍食品や建設資材などを輸送していたFESCOのコンテナ船「ヤニナ」が7月31日から8月1日にかけての夜間にウクライナの海上ドローンに攻撃され、黒海で沈没したと発表していた。
ロシアは世界最大の小麦輸出国で、この数週間に黒海で農業輸出施設や商船が攻撃を受けたと報告しており、世界での小麦価格高騰の原因にもなっている。
一方ウクライナでは7月、港湾内の船舶に対する攻撃が35件、海上の船舶への攻撃が22件、港湾施設に対する攻撃が67件あったとしている。
ロシアとウクライナはともに相手国の軍事関連の標的だけを攻撃していると主張している。