David Ljunggren
[オタワ 4日 ロイター] - カナダ統計局が4日発表した6月の貿易収支は、38億6000万カナダドル(27億5000万米ドル)の黒字となった。4カ月連続の黒字で、2022年5月以来の高水準となった。通貨安で輸出入額がともに押し上げられた。
ロイターがまとめたアナリスト予想は30億加ドルの黒字だった。
5月の黒字は37億加ドルで、速報値の42億4000万加ドルから大幅に下方修正された。
統計局は「他の条件が同じなら、加ドル相場が対米ドルで下落すると、加ドル建てで表示される月単位の貿易額は拡大する」と述べた。
輸出は、主に金属・非金属鉱物製品の16.5%増などに押し上げられたが、価格下落でエネルギー製品が10.0%減少した。
輸入は、データセンター向けなどに使用する処理装置が押し上げた。
総輸出量は1.1%増、輸入量は1.5%減だった。
カナダ輸出開発公社(EDC)のシニアエコノミスト、プリンス・オウス氏は「下半期は全体にかなり好調に推移するだろう」とし、特に金と自動車に拡大余地があるとの見方を示した。
6月の輸出は全体の69.5%が米国向けで、対米輸出は0.3%増、輸入は3.0%増。対米貿易黒字は5月の111億2000万加ドルから99億8000万加ドルに縮小した。