Stine Jacobsen Maggie Fick Bhanvi Satija
[コペンハーゲン 4日 ロイター] - デンマークの製薬大手ノボノルディスクは4日、2026年通期の売上高と営業利益の伸び率見通しを上方修正した。為替影響を除いたベースで、いずれも従来のマイナス12%─マイナス4%からマイナス6%─ゼロに引き上げた。
また、第2・四半期の調整後営業利益は前年同期比11%増の334億デンマーククローネと、アナリスト予想平均の287億4000万クローネを上回った。
しかし、市場の反応は厳しく、米上場株は6%下落した。投資家の失望を招いたのは、今年発売された肥満症治療薬「ウゴービ」経口版の売上高が32億2000万クローネと、アナリスト予想の33億クローネをわずかに下回ったこと。さらに、次世代肥満症治療薬「カグリセマ」の直接比較試験で、2型糖尿病患者に対する減量効果は競合イーライリリーの「チルゼパチド」と同等だったものの、血糖コントロールで及ばなかったことも売り材料となった。
ノボは肥満症治療薬市場でリリーから失った地盤の奪回を目指している。昨年就任したマイク・ドゥスター最高経営責任者(CEO)は人員削減や経口薬強化を進めてきたが、主力薬「セマグルチド」の特許切れを見据えた後継薬開発が課題として浮き彫りになっているとアナリストは指摘した。