Anhata Rooprai Max A. Cherney

[4日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4日発表した第3・四半期の​売上高見通しは市場予想を上回った。AI(人工知能)技術を支えるデータセンターの容量拡張に伴い、同社の半導体に対する強い需要が続くとの見方を示した。

ただ、株価は時間外取引で7%超下落した。AI楽観論を追い風に年初から株価が2倍超に上昇していたこともあり、投資家がさらに強気の見通しを期待していたことがうかがえる。

調査会社イーマーケターのアナリスト、ジェイコブ・ボーン氏は「AIインフラ投資が加速的なリターンにつながり続けるという証拠を投資家が求めているという点で、AMDは今やエヌビディアやハイパースケーラーと同様の立場にある」と指摘した。

世界のハイテク大手や各国政府がAIインフラへの支出を拡大する中、AMDは画像処理半導体(GPU)市場でエヌビディアの最大のライバルと見なされている。

AMDはAI製品の投入を加速し、半導体販売にとどまらず、プロセッサーやネットワーク機器、関連ハードウエアを組み合わせたAIシステムの提供へと事業を広げている。

同社は第3・四半期の売上高を約130億ドル(プラスマイナス3億ドル)と予想。LSEGがまとめたアナリスト予想は125億2000万ドルだった。

調整後粗利益率見通しは約56%と、市場予想と概ね一致した。

今回の見通しは、AI半導体市場でエヌビディアの支配的地位に挑もうとするAMDの数十億ドル規模の投資が実を結び始めていることを示唆しており、データセンター向けプロセッサーの売上高は大幅に加速している。

併せて発表した第2・四半期の売上高は前年同期比50%増の115億4000万ドルと、市場予想の112億8000万ドルを上回った。データセンター部門の売上高は2倍超の67億2000万ドルとなり、こちらも予想の64億8000万ドルを上回った。

調整後利益は1株当たり1.66ドルと、予想の1.62ドルを上回った。

消費者向けハードウエアを扱うクライアント・ゲーミング部門の売上高は38億4000万ドルと、予想の37億8000万ドルを上回った。

アナリストからは、パソコン(PC)市場の低迷やメモリー供給の制約、メモリー価格の上昇が需要や利益率の重しになる可能性があるとの指摘も出ている。

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