[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米国株式市場は大幅続伸し、ダウ工業株30種とS&P総合500種がともに終値で最高値を更新した。建設機械大手キャタピラーやデータ分析企業パランティア・テクノロジーズなどの人工知能(AI)関連企業による好決算に加え、米国とイランの和平合意への期待が相場を押し上げた。

パランティアは通期売上高見通しを引き上げたことを受けて29.5%急伸し、2024年2月以来の大幅な上昇率を記録した。

キャタピラーは5.6%上昇し、ダウを押し上げた。AIデータセンターの建設ラッシュで発電・建機需要が高まる中、通期の売上高伸び率見通しを引き上げた。

原油価格が約5%下落したことも相場の支援材料となった。カタール当局者は米国とイランの紛争の外交的解決に向けた取り組みが続いていると明らかにした。また、ベセント米財務長官は、ホルムズ海峡の再開を巡り4日か5日にイランと合意する可能性があるとの見解を示した。 

原油価格の急落を受け、米連邦準備理事会(FRB)が9月の会合で利上げに動くとの見方も後退した。CMEのフェドウオッチによると、利上げ確率は前日の67.2%から56.9%に低下し、米国債利回りの低下にもつながった。

クレセット・キャピタル・マネジメントの最高投資戦略責任者で創業パートナーのジャック・アブリン氏は「原油から金利、株式に至るまで、投資家に懐疑的な姿勢は全く感じられない」と指摘。「決算は確かに株価を支えており、それは素晴らしいニュースだが、一握りの決算発表だけでS&Pの最高値更新が正当化されるかどうかは分からない」と語った。

半導体株も急伸し、フィラデルフィア半導体指数は6.6%高と4営業日続伸。7月は20.6%下落していた。

S&P500の主要11業種では、情報技術セクターの上昇率が4.1%で最大だった。

米実業家イーロン・マスク氏率いるスペースXは上場後初の決算発表を前に通常取引を9.4%高で終了。決算発表後、引け後の時間外取引では約4%下落した。

ファストフードチェーン大手マクドナルドは決算が振るわなかったものの1.2%上昇。ファイザーは好決算を受けて1.5%高となった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.84対1の比率で上回った。ナスダックでも2.89対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は188億9000万株。直近20営業日の平均は173億3000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 54085.88 +907.47 +1.71 53641.21 54272.60 53641.21

前営業日終値 53178.41

ナスダック総合 26584.99 +671.10 +2.59 26088.04 26679.91 26088.04

前営業日終値 25913.90

S&P総合500種 7736.52 +136.02 +1.79 7630.62 7758.21 7629.10

前営業日終値 7600.50

ダウ輸送株20種 21779.91 +548.72 +2.58

ダウ公共株15種 1111.97 -7.89 -0.70

フィラデルフィア半導 12179.26 +748.91 +6.55

VIX指数 16.50 +0.64 +4.04

S&P一般消費財 1964.41 -9.38 -0.48

S&P素材 647.69 +12.66 +1.99

S&P工業 1576.95 +27.85 +1.80

S&P主要消費財 941.97 +3.91 +0.42

S&P金融 962.06 +8.41 +0.88

S&P不動産 286.97 -0.36 -0.12

S&Pエネルギー 896.95 -4.44 -0.49

S&Pヘルスケア 1887.76 -2.60 -0.14

S&P通信サービス 478.92 +2.68 +0.56

S&P情報技術 6932.69 +272.69 +4.09

S&P公益事業 447.78 -2.72 -0.60

NYSE出来高 15.03億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 65515 + 1615 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 65485 + 1585 大阪比

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