ソウル株式市場は上下に振れる取引の末、反発して引けた。人工知能(AI)関連の変動懸念で相場が数週間にわたり揺さぶられる中、規制強化がレバレッジ型上場投資信託(ETF)の取引を抑制した。
総合株価指数(KOSPI)は1.6%高で終了。取引時間中は2%高から3%安の間で振れる展開となった。売買代金は30日平均を大幅に下回った。
個人投資家に人気の高いKODEX・SKハイニックス個別株レバレッジ型ETFの1日の売買高は約5000万株となり、LSEGデータによる30日平均の約2億7000万株と比べて大幅な減少となった。ETFへの投機的・信用取引を抑制する新たな規制措置の導入が影響した。
具潤哲企画財政相は、変動緩和への取り組みと個別株レバレッジ型ETFの利用抑制へ先に発表した措置を迅速に実施する方針を示した。ゴールドマンのアナリストはリポートで、「レバレッジETFの過剰は大幅に減少した」と指摘、ETFの運用資産総額は7月末時点で6月中旬のピークから50%超減少したと明らかにした。
キウム証券のアナリストは規制について、「評価にはさらに時間が必要だが日々のボラティリティー低下にある程度寄与したようだ」と述べた。7月には相場が乱高下したが、今週は比較的落ち着いている。
半導体大手のサムスン電子は0.2%高、SKハイニックスは0.6%高。
原油安を背景に7月のインフレ率は予想を下回る2.8%と3カ月ぶりの低水準に鈍化した。ただ、中央銀行の中期目標である2%を上回っており、8月の利上げ観測は根強い。市場は8月中の利上げ確率を約70%織り込んでいる。
外国勢は約3706億ウォン(2億5842万ドル)の売り越しとなった。
シドニー株式市場は3日続伸し5カ月ぶりの高値で引けた。原油価格が最近の安値付近で推移する中、幅広い銘柄が買われた。
S&P/ASX200指数は1.4%高で終了、相対力指数(RSI)は71付近に上昇し、「買われ過ぎ」を示唆する水準となった。
金融株指数は1.9%高と約4カ月ぶり高値。ジェフリーズが強気な見通しを背景に目標株価を引き上げたことでコモンウェルス銀行は1.6%上昇、他の大手3行も1.7─3%高となった。バルフォー・キャピタル・グループのグローバル調査ディレクター、ハーシュ・オベロイ氏は「大手銀行は中東情勢の変動局面で出遅れていたが、原油価格が大幅に下落し地政学リスクプレミアムが後退する中、資金は国内の利回り狙いの取引に回帰している」と指摘。原油安がディスインフレを支え、国内の利下げ観測を維持しているとし、「銀行が健全な信用の質と資本還元を示せば、決算を受けてアンダーウエーとしたい投資家はいない」と述べた。
鉱業株指数は銅価格の上昇を受けて1%高。一方、鉱業大手BHPはポートヘッドランド事業で労働組合が賃金合意を拒否し、世界最大の鉄鉱石輸出拠点で今週末に2日間のストライキが行われる見通しとなったことから0.3%下落した。
ヘルスケア株指数と不動産株指数はそれぞれ2.4%、1.4%上昇した。
市場の関心は、豪州企業の業績と見通しを見極める材料として、8月の決算シーズンに向かっている。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
中国 上海総合指数 3822.2846 + 12.6217 + 0.33 3816.3699 3831.9400 3799.5244
前営業日終値 3809.6629
中国 CSI300指数 4600.930 +57.752 +1.27 4566.943 4613.694 4555.247
前営業日終値 4543.178
香港 ハンセン指数 25852.92 -156.48 -0.60 26090.98 26187.57 25768.04
前営業日終値 26009.40
香港 ハンセン中国株指数 8574.26 -77.89 -0.90 8667.94 8704.43 8541.00
前営業日終値 8652.15
韓国 総合株価指数 6358.95 +101.50 +1.62 6351.38 6389.40 6080.25
前営業日終値 6257.45
台湾 加権指数 43360.66 -25.75 -0.06 43092.49 43912.77 42895.81
前営業日終値 43386.41
豪 S&P/ASX指数 9145.80 +126.50 +1.40 9019.30 9145.80 9019.30
前営業日終値 9019.30