Alexandra Ulmer Dawn Kopecki
[ニューヨーク 30日 ロイター] - トランプ米大統領を支持する実業家イーロン・マスク氏の政治団体が、11月の連邦議会選挙で共和党支持者の投票を促すため、最大1億2000万ドルを投じる計画だと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が30日報じた。
マスク氏が支援する特別政治活動委員会(スーパーPAC)「アメリカPAC」はロイターへの声明で、共和党の投票率向上の取り組みで主要な役割を果たすと見込んでいると表明。中間選挙では野党が有利になることが多いという過去の傾向にもかかわらず、共和党は議会の多数派を維持する上で有利な立場にあるとの見方を示した。
アメリカPACの広報担当者アンドリュー・ロメオ氏は声明で「再びチームの一員となれることを喜んでいる」と述べた。
ロメオ氏はアメリカPACの支出予定額を含め詳細への言及を避けたが、アメリカPACが保守派有権者の投票を促すため、戸別訪問やデジタル広告、ダイレクトメールによるキャンペーンに「巨額の投資」を行う計画だとするニュースサイト、アクシオスの先行報道を確認した。
トランプ氏の支持率が低迷し、有権者が経済状況に不満を抱く中、共和党は上下両院の支配権掌握を目指す民主党との間で「熱意の差」に直面している。マスク氏による資金投入は、有権者を鼓舞しようとする共和党の取り組みを大きく後押しする可能性がある。
NYTは計画について説明を受けた匿名の関係者2人の話として、投票促進活動が少なくとも8州で展開されると報じた。同紙によると、マスク氏はこのプログラムに1億─1億2000万ドルを充てることを承認した。
ロイターが確認した連邦選挙資金報告書によると、アメリカPACは2025年1月1日以降、既に5230万ドルを支出している。同スーパーPACは今回の選挙サイクルでこれまでに5030万ドルを調達しており、このうち約5000万ドルはマスク氏が直接拠出している。