Timour Azhari Parisa Hafezi Ahmed Tolba
[ドバイ/カイロ 29日 ロイター] - イラン政府高官は29日、同国が、オマーンの提案したホルムズ海峡の地域共同管理案を拒否したとロイターに語った。共同管理がうまくいく見込みはないとし、米国とサウジアラビアは同海峡に関する「非現実的な計画」を進めるため、オマーンに圧力をかけようとしていると指摘した。
イラン高官は、オマーンとの50対50の共同管理は国益に合致しないと述べた。ただ、オマーンを重要な隣国と見なしているとも述べ、イランとオマーンのみがホルムズ海峡の取り決めを決定できるとした。
米当局者は28日、同海峡を通航する船舶から通行料や手数料を徴収する案を改めて否定した。同海峡は国際水路であり、イランによる管理や制限を受けず自由に通航できるべきだと強調した。協議中の合意案に通行料や手数料は含まれないとロイターに述べた。
イランとオマーンはホルムズ海峡の両岸をそれぞれ管理している。しかし、ただ、イラン政府高官によると、イランは海峡への入航路全体と出航路の一部を自国の管理下に置く必要があると主張している。
イラン革命防衛隊(IRGC)は29日、ホルムズ海峡で石油タンカー3隻を攻撃し、停船させたと発表した。タンカーが「危険かつ違法な航路」を通航し、警告を無視したためとしている。
革命防衛隊海軍は声明で、ホルムズ海峡を引き続き完全に掌握していると表明。「米軍による違法な軍事介入」や域内の船舶に対する指示には必ず対抗すると警告した。