Laila Kearney
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 29日アジア時間の原油先物は、米原油在庫の減少を背景に2ドル超値上がりし、急反発している。米政府とイラン政府の戦闘休止を受けて前日に下落した分を一部取り戻した。
0002GMT(日本時間午前9時2分)時点で、北海ブレント先物は2.71ドル(3.2%)高の1バレル=86.80ドル、米WTI先物は2.26ドル(3.4%)高の81.95ドル。
市場筋が28日、米石油協会(API)のデータを引用して明らかにしたところによると、米原油在庫は7月24日までの1週間で約330万バレル減少した。
一方、ガソリン在庫は91万8000バレル増加し、留出油在庫は前週比35万5000バレル増加したという。米エネルギー情報局(EIA)による公式の在庫統計は29日に発表される。
価格をさらに押し上げる要因として、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が10月から3カ月間、増産を停止する可能性が高いと、複数の関係者がロイターに語った。自主減産分の段階的な解除を9月で終える一方、新たな生産枠を巡る協議が難航する可能性があるためという。
原油価格は28日、敵対行為の休止後に米国とイランの紛争終結に向けた取り組みが本格的に再開されるとの期待から約5%下落し、2週間ぶりの安値を付けていた。