Jack Queen
[ニューヨーク 23日 ロイター] - トランプ米政権は、カタールから寄贈された新たな大統領専用機エアフォースワンの安全面の懸念について報じた米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)記者に出していた召喚状を取り下げる方針だ。ニューヨーク州連邦検察当局のショーン・バックリー検察官が23日、連邦地裁での口頭弁論で明らかにした。
ニューヨーク州のクレイトン連邦検事は10日、NYT記者に連邦大陪審で証言するよう命じる召喚状を出した。政権はNYTの報道について、大統領が飛行中に機密の国防情報を漏洩することは「重大な国家安全保障上の懸念」をもたらすと主張した。
バックリー氏は口頭弁論で「政府は召喚状を取り下げる用意がある」と述べた一方、調査が進行中であり、記者を再び召喚する可能性もあると付け加えた。
NYTは匿名の関係筋の話として、新たな大統領専用機はミサイル攻撃などに対する防衛機能を備えていないと指摘。このためトランプ大統領はトルコから米国へ戻る際、古い大統領専用機に搭乗したと報じていた。
NYT側は、召喚状は不適切である上、憲法で保障された報道の自由を侵害するとして、召喚状を無効とするよう連邦地裁に申し立てていた。