Maria Martinez
[ベルリン 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)の移民就業率が2025年に過去最高となり、その国で生まれた労働者との差が縮小した。ロイターが23日に閲覧したロックウール財団ベルリン(RFベルリン)の報告書で分かった。ただ、なお大きな潜在労働力が未活用という。
RFベルリンの移民研究分析センター(CReAM)がEU統計局(ユーロスタット)のデータを基にまとめた調査によると、移民の就業率は前年の67.8%から68.2%に上昇した。
CReAMのトンマーゾ・フラッティーニ副所長は「就業している移民の割合は長年にわたって上昇しており、現地出身者に近づいている」と述べた。
最も大きく伸びたのはEU域外からの移民で、就業率は17─25年に59.4%から66%に6.6%ポイント上昇。EU域内からの移民の就業率は71.1%から74.8%に上昇した。
また、出身国で働く人の就業率は、同じ期間に67.2%から71.6%に上昇した。
ただ国ごとの差は大きく、マルタ、チェコ、アイルランドではEU域外からの移民の就業率が特に高い一方、ベルギーとフィンランドではかなり低い。
RFベルリンのクリスティアン・ダストマン所長は「今日の課題はもはや単なる移民の就労にとどまらず、その技能が十分活用されるようにすることだ」と述べた。