コンゴ民主共和国でエボラ出血熱による死者が1000人を超えたことが、公式統計で分かった。武装勢力による暴力行為、診療所への襲撃、広範な物資不足の中、医療従事者らは流行の封じ込めに苦慮している。
コンゴの公衆衛生機関は22日夜、エボラの感染確認が2536人に増加し、死者数は1033人に達したと明らかにした。
同国で17回目となる今回のエボラ流行は5月中旬に宣言されたが、専門家らはその数週間前から感染が広がり始めていたとみている。
流行の原因は希少なブンディブギョ株で、致死率は最大40%。この株については承認されたワクチンが存在しない。
保健当局は、流行の中心地であるコンゴ東部の治安悪化への対処を余儀なくされている。この地域では数十の武装集団が活動している。
基本物資が不足し、住民による医療施設への襲撃も起きている。遺族の一部は肉親の埋葬を阻む保健上の制限に憤慨しているほか、流行はでっち上げとする陰謀論を信じる人もいる。
[ロイター]

Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年10月27日号(10月20日発売)は「米中間選挙 トランプの憂鬱」特集。
インフレ&終わらない戦争で中間選挙は敗北必至。米経済/戦争/関税/次期大統領選……はどうなる?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます