何十年もの間、アメリカでは、結婚し、家を買い、家庭を築くというお決まりの順序が、大人になった証しとされてきた。だがZ世代は今、その順番を書き換えつつある。
その背景には、社会通念の変化に加え、若い住宅購入者を取り巻く市場環境の厳しさがある。最新のデータによれば、Z世代の多くは結婚より持ち家の取得を優先し、パートナーが見つかるのを待たず、単独で住宅を購入している。
全米不動産業者協会(NAR)の「2026年住宅購入者・売却者の世代別動向リポート」によると、Z世代の住宅購入者の過半数が単独で物件を購入していた。同リポートがZ世代と定義する18~26歳の購入者のうち、53%が一人で住宅を買っていた。
これは、ミレニアル世代が同じ年齢だった頃の2倍を超える割合だ。もっとも、この傾向が注目を集めているとはいえ、住宅市場全体に占めるZ世代の割合はまだ小さい。NARのリポートによれば、住宅購入者に占めるZ世代の割合はわずか4%。多くがまだキャリアの初期段階にあるか、住宅価格が高過ぎて市場に参入できないためだ。
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