[21日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・レーティングスは21日、南米アルゼンチンの信用格付けを「Caa1」から「B3」へ1段階引き上げた。ともに投機的水準。併せて格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」へ上方修正した。

ミレイ大統領がインフレ抑制と緊縮財政などの経済改革を進める中、財政状況が改善してデフォルトリスクが大幅に低下したと評価。財政規律とインフレの鈍化、政策の信頼性向上は今後も続く見通しだと指摘した。

一方でムーディーズは、政治リスクが大きな制約要因として残されており、2027年の総選挙後に政策の方向性が転換されれば最近の改革が後退し、信用力の改善に支障を来す恐れがあると警告した。

国際通貨基金(IMF)の統計によると、アルゼンチンは27年に元本だけで230億ドルを超える外貨建て債務の返済期限を控えており、利息を含めると320億ドルを超える。

アルゼンチンのカプト経済相は今月、同国の債務をできるだけ低金利で借り換えることを目指す中で多国間融資や民営化、国内での債券発行を通じて27年までの債務返済義務を履行できるとの見通しを示した。

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