[21日 ロイター] - 米国株式市場は反発。中東情勢の緊張や関税戦争が影を落としているものの、半導体株が買われ、ナスダック総合指数が上げを主導した。また、人工知能(AI)ブームの先行きを見極めようと、週内に発表されるハイテク大手の決算を待つ動きとなった。

このところ売り込まれていた半導体株の上昇が主要3指数を大きく下支えし、フィラデルフィア半導体指数は5.2%の大幅高となった。

248ベンチャーズのチーフ投資ストラテジスト、リンジー・ベル氏は「投資家は決算を前に半導体株を買い戻している。決算が予想を大幅に上回り、業績見通しが引き上げられる可能性がある中で、直近の下落前ほど保有株が多くないため、乗り遅れることへの不安(FOMO)を感じているためだ」と語った。同時に、決算前に株価が急上昇した場合、「決算を受けた一段の上昇は難しくなる」との見方を示した。

S&P総合500種の主要11業種のうち9業種が上昇し、情報技術が上げを主導した。一方、主要消費財と通信サービスは下落した。

サンディスクが14.3%高、ウエスタンデジタルが12.5%高、マイクロン・テクノロジーが12.2%高となった。

トランプ米政権が20日に発表したカナダ製品に対する50%の関税措置や、中東情勢には反応薄だった。イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアに対する海上封鎖を表明したことを受け、中東のエネルギー供給が一段と混乱するとの懸念が広がる中、原油先物は約2%上昇し、5週間ぶりの高値をつけた。

個別銘柄ではスリーエム(3M)が7.3%上昇。通期の利益見通しを引き上げたことが材料視された。ハスブロも通期の売上高・利益見通し引き上げを好感し、8.8%上昇した。

一方、ライフサイエンスのダナハーは11%急落。コア売上高成長見通しを引き下げ、バイオテクノロジー事業の売上高が予想を下回ったことを嫌気した。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.44対1の比率で上回った。ナスダックでも1.65対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は161億4000万株。直近20営業日の平均は195億6000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 52224.64 +385.38 +0.74 51916.79 52370.65 51890.10

前営業日終値 51839.26

ナスダック総合 25837.21 +329.13 +1.29 25772.55 25880.34 25672.83

前営業日終値 25508.07

S&P総合500種 7509.20 +65.92 +0.89 7489.95 7515.31 7467.86

前営業日終値 7443.28

ダウ輸送株20種 22667.38 +209.59 +0.93

ダウ公共株15種 1142.20 -2.09 -0.18

フィラデルフィア半導 12356.16 +612.31 +5.21

VIX指数 17.05 -1.60 -8.58

S&P一般消費財 1883.57 +0.73 +0.04

S&P素材 626.32 +1.90 +0.30

S&P工業 1512.10 +5.07 +0.34

S&P主要消費財 928.57 -9.50 -1.01

S&P金融 933.34 +1.25 +0.13

S&P不動産 287.97 +0.07 +0.02

S&Pエネルギー 896.30 +10.20 +1.15

S&Pヘルスケア 1868.26 +11.80 +0.64

S&P通信サービス 461.18 -3.96 -0.85

S&P情報技術 6694.06 +153.69 +2.35

S&P公益事業 456.36 +0.08 +0.02

NYSE出来高 12.29億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 67235 + 915 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 67185 + 865 大阪比

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